豚バラと大根の煮物

豚のバラ肉は、長時間煮込んだ方が柔らかくなります。

でも、暑い夏、長時間の煮込みはキツイ......台所は特に暑い!

味と時間を天秤にかけて、なるべく短時間で味良く仕上がるレシピを考えてみました。

材料 (3~4人分)

豚バラかたまり肉 500g

大根 1/3本

A(水 200ml

  しょうゆ 大4

  みりん 大2

  砂糖 大1)

作り方
  1. 豚肉を圧力鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えて10分加圧し、圧が抜けたらふたを開ける。

    水で洗ってアクを取り除き、食べやすい大きさに切る。
  2. 大根は皮をむいて1.5cm厚さの輪切り(または半月切り)にする。

    鍋(←圧力鍋ではない普通の鍋)に大根とかぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰後10分下ゆでする。

    (1.と同時進行でゆでておくと楽)
    豚肉の下ゆで加圧前
    豚バラと大根の煮物(下ゆで前)

    加圧終了!
    豚肉下ゆで後
  3. 圧力鍋に、豚肉、大根、Aを入れてざっと混ぜ、ふたをして10分加圧し、圧が抜けたらふたを開ける。
    加圧前
    豚バラと大根の煮物加圧前

    加圧終了!
    豚バラと大根の煮物加圧後
  4. 上下を軽く返し、落としぶたをして弱火で10分煮て器に盛る。

    (できれば一度室温まで冷ましてから煮た方が味の染み方がいいです。)

    豚バラと大根の煮物煮込み後
ポイント

大根の下ゆでと豚肉の下ゆでを同時に行い、時間を有効に使うようにしました。

豚の下ゆでの際に、しょうがのスライスを加えると臭みが取り除けますが、面倒だったので割愛。

大根から大量の水分が出てきます。(味の調整がしづらいです)

落とし蓋をして煮た後、味が薄いようなら調味料を少し足して、さらに数分煮てみましょう。

ただ、お酒のつまみにもなるように作っているので、このレシピで薄いことはないと思う(むしろ濃い)。

味付けは足すことはできても引くことはできないから、慣れないうちは最初に入れる調味料を少なくすると失敗がないです。

コメント

煮込み料理(特に肉類)は、「かかる時間」と「料理の出来栄え」を天秤にかけることが多くありませんか?

仕上がりが良くても時間がかかって面倒、短時間で済ませようと思うと仕上がりがイマイチ......みたいな。

両者のバランスをなるべく取ろうと、色々試行錯誤したのが上記レシピです。

下ゆで10分、加圧10分、煮込み10分と、火にかける時間が覚えやすいのも気に入っています。

時間に余裕がある場合は、3.の加圧を10分→20分として、室温に冷めてからふたを開けましょう。

さらに弱火で煮るかどうかは残っている水分量と相談します。

私はいつも下ゆで10分、加圧10分、煮込み10分の後、室温まで冷ましてから冷蔵庫で保管し、食べる直前に数分弱火で煮ています。

食べる直前の煮物がこちら。

豚バラと大根の煮物

煮物は冷める過程で味が染みるので、出来たてより作ってからしばらくたった方が美味しいです。

参考レシピ

豚の角煮(改訂版)