イナダのアラからお吸い物

イナダのアラを使って出汁を取ります。

圧力鍋を使っている最中はアク取りができないので、下ごしらえの段階でアクを取り除きます。

注意
イナダの頭のぶつ切りなどの写真があります。
(なるべく目立たないように撮影はしていますが)

生々しい写真が苦手な方は見ない方がいいかも。
......でも、こういう料理サイトを見てくれる方は魚の頭くらい大丈夫ですよね
私も料理を始めた当初は、魚丸ごとが苦手で切り身ばかり買っていたので、一応注意書きでした。

材料

イナダのアラ 1~2尾分
 (イナダのアラ1尾分でお椀2~3杯分の出汁)
水 適量
しょうゆ 少々
塩 適量
 (目安はイナダ2尾分で3~4g
  いつも少しずつ入れて味見しながら調整しています)

作り方
  1. イナダは3枚におろし、アラを4~5cmの大きさに切る。
  2. 圧力鍋ではない鍋に湯を沸かし、アラを入れて一煮立ちさせ、ざるにあげて流水で洗う。
  3. 圧力鍋にイナダとかぶるくらいの水を入れ、ふたをして火にかける。
    2分加圧して火を止め、粗熱が取れたらふたを開ける。
    キッチンペーパーでこし、塩・しょうゆで味を調える。
  4. 北海道産イナダ
    イナダの3枚下ろし
    サービスで魚をおろしてくれるお店で、
    「3枚におろして、アラもください」とお願いすれば大丈夫
    今回イナダを買ったお店ではその手のサービスをしていない(その代わり値段が安い)ため、自力で下ろしました。
    身がたくさん残ってるのはご愛嬌ということで。
    アク取りの様子
    アク取り
    加圧前
    イナダのお吸い物
    加圧終了!
    イナダのお吸い物
    ペーパーでこして味付け
    イナダのお吸い物
    お吸い物の具はワカメでも卵でもなんでもOK。
    イナダの刺身を2切れほどお椀に入れ、その上から熱々の出汁をかけるのが手軽で好きです。
    イナダのお吸い物
ポイント

味付けの塩は、味見をしながら少しずつ加えます。
ちょっとだけ多めに入れると美味しいですよね......健康によくないと分かってはいるのだけど。

圧力鍋の弱点は、調理中のアク取りができないこと。
アクを取らないとエグみが出てしまうので、事前にしっかりアクを取って、流水でキレイにしておきます。
また、生魚はじわじわ加熱すると臭みが出るので、グラグラに煮立った熱湯を使いましょう。

水の量はいつも適当です。
毎回アラがすっかり水に隠れるくらいの量を入れています。

コメント

大手スーパーではすっかりおなじみの「魚下ろしサービス」、私もよく使っています。

自分で魚をさばくのが面倒......というのあるけど、内臓などの生ごみが出ないのが本当に助かります。

夏場なんか、半日もすると嫌なにおいがするじゃないですか。

生ゴミの日は週2回だから、それまで耐えられなくて
何で魚の内臓ってビニール2重縛りにしても匂いが漏れてくるんだろう。

でも、小さいスーパーや価格勝負をしているスーパーでは、そういうサービスをしていないところもまだまだ多いです。
そういう時は仕方なく自分でさばきますが、骨に身がたくさん残っちゃうんですよね。
ずっと「もったいないなあ......」と思っていて、いつの間にかアラから汁ものを作るようになりました。

ちなみに、身の方は丼にしていただきました。
このイナダは北海道産でなんと1尾68円の超お買い得品。
写真の丼には半身程度使っているので、およそ34円程度です。

イナダ丼

原発事故の影響で、魚離れが起きて値崩れしてるのかなあ。

確かにどんな影響が出るかハッキリしない以上、小さなお子さんに食べさせたくないという気持ちは分かる気がします。
政府が公表している数値も信用できないし不透明だし。
うちはそこそこ歳取ってるから、諦めのような開き直りのような気持ちがあるけど、それでも時々不安になりますもの。

安心して食事ができるのが、本当に幸せなことだったんだとつくづく思います。