圧力鍋を使う時にやってはいけないことをまとめておきます。
ついでに私がやってしまった失敗例も一緒に......反面教師にしてください......


入れすぎない

まずはこれが一番大事!
中身を入れすぎると、蒸気口から中身が飛び出します。

飛び出すだけならいいのだけど、最悪なのは蒸気口が詰まること。
蒸気口が詰まると、蒸気の逃げ場がなくなって異常な圧力がかかります。
......最悪、爆発するかもしれません。

調理できる分量は鍋によって違うので、決められた分量をきっちり守りましょう。
鍋の内側には、最大調理量の目盛りがついています、それを参考に。

また、豆類は加熱で膨らむので特に注意しましょう。
豆と水を入れた時に、鍋の深さの1/4を超えないようにします。

中身を入れすぎて、蒸気口を詰まらせたことがあります。
(大豆を煮ていました)
慌てて蒸気口を開き、強制的に圧力を抜いたのですが、蒸気口から勢いよくお湯が噴き出しました......怖かった。
200mlかそれ以上の熱湯が噴き出して、コンロ回りはビチャビチャ。
涙目で片付けました。
万が一のことを考えて、蒸気口は常に私の体と反対になるように調理しているので、火傷はしませんでした。
でも、本当に怖かった!

ふたを開けるのは圧力が下がってから

これも結構大事!
圧がかかっているところを無理やりこじ開けると大変危険です。

急いでふたを開けたい時は、

  • 蒸気口をずらして強制的に蒸気を出す(鍋によってはできないことも)
  • 鍋のふたに流水をかける
  • 鍋のふたに水で濡らした布巾をかぶせる

などの手段で圧力を強制的に下げましょう。

まだ圧力が下がり切っていないのにふたを開けようとしたことがあります。
安全装置が働いて開きませんでした......危なかった。

むやみに動かさない・衝撃を与えない

調理中は、鍋をむやみに動かすのはやめましょう。

ふとしたはずみで蒸気口がずれたりしたら危ないです。
動かすときは衝撃を与えないようにそーっと、そーっと。

火を止めた圧力鍋の隣で炒め物をしていた時。
気持ちよくフライパンを振っていたら圧力鍋に「ゴンッ」って......
気をつけていたつもりだったんだけど、ちょっとひやっとしました。

空焚きしない

危ないのと同時に、鍋がダメになっちゃいます。

鍋にはそれぞれ「最低水分量」が設定されているので、空焚きを防ぐため、決められた水分を入れましょう。

鍋によって違いますが、10分の加熱で200mlの水分が蒸発すると考えておくと間違いないかと。
慣れるまでは、レシピより多めの水を入れて調理し、様子を見ながら減らしていくと安心です。

万が一空焚きしてしまった場合は、急に鍋を動かしたり水につけたりすると危ないです。
火を消したら自然に冷めるまでそっとしておきましょう。

空焚きすると鍋底がコゲコゲになっていると思うので、鍋が冷めてから気合いでコゲを取りましょう。


とろみがあるものは加熱しない

トロトロしたものは粘りがあるので、蒸気口をふさいでしまうことがあります。

蒸気口が塞がれると、中の圧力が異常に高まるため、非常に危険です。

特にカレーやシチューなどのルーを入れた後は加圧しちゃダメです。
ルーを入れる前に加圧して、加圧が終わったらルーを入れるようにします。


重曹を加圧しない

重曹は熱で発泡するので、密閉した状態で加熱するのはやめましょう。
重曹を加圧する状況ってあまりないとは思うけど汗1


蒸気口はマメにチェック

蒸気口から蒸気が抜けないと、鍋の内部が高圧になりすぎて危険です。
蒸気口は取り外して洗えるようになっているものがほとんどなので、使用後は丁寧に洗って詰まり等がないか確認しましょう。


調理中は鍋から離れない

コンロの前で仁王立ちになって鍋を見張っておけとは言いません。

でも、変なところから蒸気が漏れていないか、変な音がしないか、変な匂いがしないか......等が分かるくらいには近くにいましょう。
鍋の気配が感じられる距離には必ずいてくださいね。


部品をちゃんと取りつける

蒸気口・重り・パッキンなど、鍋蓋についている付属品が正しくついているか確認してから使いましょう。

パッキンがずれているくらいなら、いつまでたっても圧力がかからないだけなので特に問題はありません。
ただ、蒸気口のトラブルは危険なので、使う前にもう一度確認を。