圧力鍋での調理について、実際に使ってみないと意外と分からないところがあるので簡単にまとめてみます。

加圧中の火加減、圧力がかかるまでの鍋の様子、火を止めて圧力が下がっていく様子など、私も自分で鍋を実際に使って初めて分かったことが色々ありました。

私の持っている圧力鍋の説明書(T-fal)を参考にまとめていますが、メーカーや商品によって細かい点は異なるので、詳しくはお持ちの圧力鍋の説明書をご覧ください。


圧力鍋の基本的な使い方

手順・鍋の様子 火加減

付属の部品(ゴムパッキンや重りなど)を正しく取り付け、材料を入れて火にかける。

出来るだけ強火
(火がなべ底からはみ出ない程度)

「もう少しで圧力がかかるよ」サインが出る。
(私の圧力鍋では、赤いピンがパチッと上がります。)

ここからは圧力が下がるまで絶対にふたを開けちゃダメです。

圧力鍋

↑ ピンが上がる前の様子です。

ピンが上がるとこうなります↓

圧力鍋

鍋の赤い部分が上がってきます。

圧力がかかり始めるサインは鍋の種類によって異なるので、取扱説明書をよく読んでみてくださいね。

まだ強火

蒸気口からシューシュー音を立てて蒸気が出てきます。
ここからが圧力がかかっている状態になります。
(ピンが上がってから比較的すぐに蒸気が出始めます)

タイマーを使って加圧時間を計るのはこのタイミングからです。
火加減は蒸気が途切れない範囲で、できるだけ弱めます。

弱火でOK

一定時間加圧したら火を止めます。

火を止めても、圧力がかかっている間(ピンが上がっている間)は絶対にふたを開けちゃダメです。

しばらくの間ピンは上がりっぱなしで、鍋の中は余熱調理状態です。
ピンが下がったらふたを開けても大丈夫ですが、シチューや角煮など、調理時間が長い方がいい料理はそのまましばらく放っておいても大丈夫。
私も室温に冷めるまでそのまま放置することが多いです。

逆に茶碗蒸しやプリンなど、早く圧を抜かないといけない場合は、鍋に水をかけるなどして強制的に圧力を抜きます。
(強制的に圧力を抜くスイッチがついている圧力鍋もあります)
T-falの圧力鍋の場合、蒸気口を少しずらすことによって強制的に圧力を抜くことができます。
強制的に圧力を抜く場合、蒸気口から勢いよく蒸気が噴き出すので、顔などを近付けないように注意しましょう。

火を止める

圧力鍋は火にかけている時間が短く、しかも圧がかかってからは基本的に弱火ですから、ガス代の節約になります。

しかも鍋が厚いため保温力にも優れており、火を止めた後の余熱調理も期待できます。

2.5Lの小さい圧力鍋だとすぐに圧力が抜けてしまいますが、4.5L以上の大きさの鍋なら火を止めてもかなり長い間ピンが上がりっぱなしです。
(ピンが上がっているということは、鍋に圧力がかかっているということなので、そのまま放置しておけば味が染みます)

また、「圧力鍋が怖い」と思われる方、大丈夫です、私もまだちょっと怖いです。
週3回は圧力鍋を使っているけど、使う時はやっぱり緊張します。

圧力がかかっている時は、もちろん鍋のそばから離れません。

でも、さすがにコンロの前で仁王立ちで圧力鍋を見つめ続けるようなことはしなくなりました顔7

今は圧力鍋を気にかけながら、横で別の作業をしても平気です。
(圧力鍋が視界に入る場所には必ずいますが)
そう考えるとある程度は慣れたんだろうな、と思います。

今のところ火傷も爆発もしないで済んでいますので、説明書を見ながら丁寧に使えばそうそう事故は起こらないと思うんですけどね、最初はやっぱり怖いかもしれません。

私のT-falには安全装置がついているので、ちょっと気休めにはなってるのかな?

普通の鍋より危険なのは事実ですから、手入れや取り扱いには十分気をつけるようにしています。