突発性難聴の治療法 一覧

針・灸

針・灸に代表される東洋医学は、西洋医学と比べると、どうしても補助的な立場というか、最後の砦というか、そんなイメージが強いと思います。

ただ、針に関して言えば、ステロイド投与でも全く効果がなかった患者さんでも、かなり回復したという実績がある鍼灸院も存在します。
(それでも早期の治療は大事です、1ヶ月以上過ぎてからの治療はやはり難しいようです。)

針治療だと、ステロイドを投与できない方(妊婦さんなど)にも治療ができますので、そういった方には有効な治療かと思います。

【注意】治療法については私がネットで調べたり、担当医に聞いた範囲で情報をまとめています。
当然私は医師ではないので、治療法については必ず医師の診断を受けて、それに従ってくださいね。

高気圧酸素療法は、大きなカプセルに体ごと入り、高い気圧をかけて体に高濃度の酸素を吸入させる治療法です。
血液中に多くの酸素を溶け込ませ、内耳に酸素を行き渡らせることを目的としています。

本来は一酸化炭素中毒の患者さんに酸素を大量に取り込ませるとか、そういう使われ方をしてきました。

一酸化炭素中毒とは、一酸化炭素を多量に吸い込んだために、普段は酸素と結合しているヘモグロビンに、一酸化炭素が結合してしまって酸素が全身に行き渡らなくなる症状です。
一酸化炭素はヘモグロビンと一度結合するとなかなか離れてくれません。
だから高気圧酸素療法で大量の酸素を血液中に送り込み、強制的にヘモグロビンから一酸化炭素を引き剥がし、酸素と結合させるんですね。

最近はプロスポーツ選手が怪我を早く治すために使ったりしていますね。

この高気圧酸素療法が、個人差はあるものの突発性難聴にも効果があるそうです。

ただ、この施設を備えている病院の数はまだまだ少なく、私が調べた限りでは、都心部に集中して、地方にはあまりなさそうな感じでした。
また、施設によって設備がさまざまなので、治療を受ける前に信頼できるお医者さんにきちんと相談しましょう。


【注意】治療法については私がネットで調べたり、担当医に聞いた範囲で情報をまとめています。
当然私は医師ではないので、治療法については必ず医師の診断を受けて、それに従ってくださいね。

星状神経節ブロックとは、局所麻酔薬で喉にある交感神経を一時的に麻痺させる治療のことをいいます。
注入は数分で終わり、その後40分ほど安静にします。

交感神経を麻痺させることによって血液の流れを良くし、症状の改善を狙います。

突発性難聴の原因はまだ明らかになっていませんが、有力な説として「耳の奥の血流が悪くなっている」ということが挙げられます。
それを考えると、この治療方法には何らかの効果が期待できると思われます。

なお、この治療法は突発性難聴以外の病気(四十肩、花粉症、アレルギー性鼻炎、肩こり、顔面神経痛など)にも用いられています。

ただ、体のデリケートな部分(神経のそば)に針を刺すという行為は、それなりのリスクも伴います。
行うなら、信頼できるお医者さんとよく相談して、納得した上で行うのが鉄則です。

なお、この治療法は特殊な技術が必要なので、主に麻酔科(ペインクリニック)で行われます。

こちらのサイトを参考にしてみてください
アイコン08 日本麻酔科学会

星状神経節ブロックに関する書籍です


【注意】治療法については私がネットで調べたり、担当医に聞いた範囲で情報をまとめています。
当然私は医師ではないので、治療法については必ず医師の診断を受けて、それに従ってくださいね。

点滴治療

点滴治療は通院でも可能ですが、基本的に入院治療となります。

突発性難聴の症状が重い場合、緊急に治療しなくてはいけない場合などに点滴での治療を行うそうです。

私の病状は、内服治療と点滴治療のちょうど境目だったらしく、
「とりあえず最初は薬を飲んでみて、病状が悪化したり変わらないようだったら即入院&点滴」
と言い渡されていました。

内服だけでもかなりの副作用が出るので、点滴だと体への負担はもっと大きくなるそうです。
でも、入院することでイヤでも安静にできるので、病気を治すには手っ取り早いのかもしれません。

私は100%通院でしたが、病気中は日常生活もかなりのストレスになりますからね。

突発性難聴になると、日常生活の音(車の音や、人のざわめきなど)ですら凶器のように感じますので、静かに過ごせる病院で治療に集中するのは悪くないと思います。


【注意】治療法については私がネットで調べたり、担当医に聞いた範囲で情報をまとめています。
当然私は医師ではないので、治療法については必ず医師の診断を受けて、それに従ってくださいね。

突発性難聴の症状が比較的軽いときは、薬を飲んでの治療を行います。
(症状が重いときは点滴の治療になることもあります。)

私は軽度と中度の境目くらいだったらしく、先生も内服薬にするか点滴にするか迷っていたみたい。
「様子が少しでもおかしくなったらすぐに病院に来てください。点滴治療(入院)に切り替えます」
と、毎回聞かされました。

幸い薬が思いのほかよく効いて、最後まで点滴はせずに終わることができました。

私が飲んだ薬については こちら に詳しく記載しておきます。参考までに。

また、私の場合は当時専業主婦だったので、家で安静になれる環境だったのも大きかったみたい。

この病気は安静がとても大事で、本当は入院してずーっと静かに寝ている方がいいようです。
「ストレスを溜めるな」って耳にタコができるくらい先生から言われましたもの。

もしかしたら、フルタイムで働いていたら入院を勧められていたのかも汗


【注意】治療法については私自身で調べたり、担当医に聞いた範囲で情報をまとめています。
個別の治療法については必ず医師の診断を受けて、それに従ってくださいね。

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プロフィール

wakaba
29歳の春に突発性難聴と診断されました。
一時期は左耳がほとんど聞こえない状態でしたが、なんとか日常生活に支障のないレベルまで回復できました。
当時の治療の様子や、現在の症状などを中心に記録していきます。
発症してから十数年経ち、今は40代です。

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