怒涛の2週間

えーと、夫が単身赴任になりました

津波で被害があった施設の修復ということで、本当に急に決まった話です。
単身赴任の話が出てから着任するまで、1週間しかなかったですもの。

大慌てで細々としたものを揃え、送り出して一息ついたところです。

その単身赴任先ですが、ライフラインは全て止まったままです。
電気・ガス・水道全く使えません。
少し離れた場所に事務所を構え、そこで業務に当たるようです。

今回の地震は津波の有無で全く被害が違います。

津波が来なかったところは落ち着きを取り戻していますが、津波の来たところはまだ時間が止まったままです。

夫の仕事場は海のすぐ近くなのですが、現場近くは入り組んだ海岸線と山々の深い緑、青い空・そして海が大変美しいそうです。

電話口で「海がキレイなんだよな......」とつぶやいていたのが印象的でした。

あんなことがあっても、晴れた穏やかな日には海は美しいんですよね。
当たり前のことなんだろうけど、なんだかそれがとても不思議で。

でも多分、そんな海を見て「わー、キレイだ」と、手放しではしゃぐことはもうないのかもしれないな、と少し寂しく思います。

単身赴任の期間は3カ月くらい......かな?
時々気まぐれに帰ってくるようです。

30年+α生きてきた中で、こんなに密度の高い時間を過ごしたのは初めてかもしれません。
きっと同じように感じてる人がいっぱいいるんだろうな