晒よし飴は、霜ばしらの原型となる飴菓子です。
九重本舗さんによると、
引用ここから
『晒よし飴』の原型となった飴菓子は江戸時代・仙台藩家中において創製されたもので、以来、平成の世となりました現代まで、父子相伝の製菓技法 は一貫して守られ続けております。
対する『霜ばしら』は、大正~昭和期の折、上記の『晒よし飴』の製菓技法へお客様の時代嗜好の要求に合わせた《 くちどけ と 大きさ 》を製造過程で見直した結果、新たに創製されました飴菓子でございます。
引用ここまで
と、あります。
昔からある「晒よし飴」を基にして、今風な「霜ばしら」ができた感じかな。
せっかくだから、江戸時代から続く晒よし飴と、今風の霜ばしらを比べてみたい!
ということで、取り寄せてみました。
霜ばしらと同じく、九重本舗玉澤の直営店で購入。
これで小サイズ......?
結構大きいです。
お茶缶のような縦長の缶に入っています。
縦に3段入っているので、最後の方はとても取り出しづらいです。
中は霜ばしらとよく似ています。
らくがん粉に保護され、ギッチリと詰まっています。
壊れやすく繊細なのは霜ばしらと同じ。
最初の1つを取り出すのには神経を使いますね。
2個目からはスルッと取り出せるんだけどな。
霜ばしらより大きくて厚いです。
ギリギリ口の中に放り込めるサイズかな。
蜂の巣のように砂糖の膜が重なっています。
薄い砂糖の膜は、舌に乗せるとあっという間に消えてしまいます。
独特の食感ですね。
コメント
霜ばしらと晒よし飴の比較など
よく似ているのに、食感がかなり違うんですよ!
大きさ以外にはそれほど違いはないだろうと思っていたので、正直驚きました。
霜ばしら
- 砂糖以外の風味を感じるような......いい意味での雑味?のような
- 晒よし飴と比べて甘味が軽い、洗練されてるけど物足りないかも?
- 小さいせいか口どけが早い、サラッと溶ける
- 上品&繊細な味
晒よし飴
- 純粋なお砂糖の味、ちゃんと甘い、素朴な甘さ
- サラッと溶けるけど、厚いせいかざっくりしている
- 歯ごたえを楽しむのもいい感じ
- 上品な味だけど、どこか懐かしいような
うまく説明できなくてもどかしいのですが、比べてみると違いに気づきます。
どちらも甲乙つけがたいです、個人的には両方食べ比べて欲しい!
お土産品としては「霜ばしら」を押します。
食べやすいサイズですし、お値段も手ごろですしね。
晒よし飴はちょっと食べにくいです......一番小さいサイズでもかなり大量に入ってますし。
3段重ねになっているので取り出すのも苦労するし。
どこで買える?
仙台駅ビル、仙台市内の百貨店など。
公式サイトで通販もしているけど、ちょっとサイトが分かりにくいかも。
詳しくは公式サイト参照。
晒よし飴の賞味期限はおよそ3か月。(霜ばしらと同じ)
冬季限定(10月~4月頃まで)というのも、霜ばしらと同じです。
ただ、霜ばしらに比べると比較的手に入りやすいかな。
霜ばしらが品切れでも、晒よし飴は置いてあることが何度かありました。
お値段
小サイズ 2,835円
かなり大量に入っています。
日持ちなど
およそ3か月
ただし、取り扱いに注意。