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九州地方の結納品

九州式の結納
九州地方は結納のしきたりを非常に大切にし、重んじる地域です。 結納の前にも、お茶・鯛・酒などを持参する「久喜茶(くきちゃ)」・「寿美酒(すみざけ)」と呼ばれる風習もあり、強い独自性を持っています。

結納品に関して言えば、松・竹・梅を模した水引き飾りなどは関西の結納品と似ています。

しかし、九州では地方によって通常の結納品に加えて「清酒」「お茶」「真鯛」の現物を用意するケースもあります。
ひとくくりに「九州式」と言っても、県によって、さらにもっと細かい地域によっても様々な違いがあるので、少しでも不明な点があればご両親などに聞くのがベストです。

結納を重要な儀式として重んじていますので、結納飾りもとても豪華です。

九州式の結納品(9点の場合)
九州地方の結納品の特徴は「角樽(お酒)」「御知家(お茶)」「家喜鯛(真鯛)」が加わることです。 お茶やお酒は現在でも一般的ですが、真鯛は現物のかわりに現金を包むケースが増えています。 また、真鯛を加えると10点の結納品になることもあり、地域によってかなり差があります。
寿留女(するめ)
するめイカの干物のこと。
日持ちがすることから、長く幸せな家庭を築くようにとの願いが込められています。
子生婦(こんぶ)
昆布のこと。
昆布は生命力と繁殖力に優れていることから、元気な子宝に恵まれるように、との願いが込められています。
なお、昆布の枚数も縁起の良いとされる奇数で包みます。
帯料・御帯料(おびりょう・おんおびりょう/結納金のこと)
結納金をつつんだもので、松の水引き飾りの下に置きます。
小袖料と呼ぶこともあります。
ちなみに、女性から男性に贈る結納返しは「袴料」と呼びます。
角樽(かくだる)(家内喜多留/やなぎだる)
中にはお酒が入っています。
正式には2本用意しますが、1本の場合も多いです。
御知家(お茶)
「何度も出ないように」→「再度こういった儀式を持つことがないように」という願いを込めて「番茶」が使われます。
お茶は2本で1対です。
家喜鯛(タイ)
今も昔も文句なしの縁起物、「真鯛」です。
現在は実際の真鯛を贈る代わりに現金を包むケースが増えています。
高砂人形(たかさごにんぎょう)
おじいさん(尉/じょう)とおばあさん(姥/うば)と模した小さな人形です。
夫婦2人ともに白髪になるまで仲良く長生きできるように、との願いが込められています。
指輪などの記念品
婚約指輪などの記念品。
「指輪」のことを「結美和(ゆびわ)」というようにおめでたい漢字をあてることもあります。
末廣(寿恵廣/すえひろ)
一対の純白の扇子のことで、関西では亀の水引で飾ることが多いです。
扇を広げた形は末広がりで反映を象徴していて、一家が末永く栄えるようにとの願いが込められています。
熨斗(のし)
関西では鶴の水引で飾ることが多いです。
もともとはあわびを薄く伸ばした物でした。(「のしあわび」が語源)
あわびは貴重な食材なので、昔は不老長寿を象徴していました。
 

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