関西・近畿・東海・中国・四国地方の結納品(7種)
関西・近畿・東海・中国・四国式の結納
関西地方を中心として中国・四国地方にも共通した結納品です。
同じ西日本でも、九州地方では微妙に結納品の種類が変わってきます。
関東地方の結納品と比べて飾りが華やかで立体的なのが特徴です。
松・竹・梅などを模した立体的な水引き飾りが用いられ、関東の水引き飾りとは似ても似つきません。
酒料(家内喜多留/やなぎだる)、肴料(松魚料/しょうぎょりょう)、の合計3つに分けてお金を包むのも特徴です。
(酒料、肴料は共に結納金の一割が目安です。)
関西・近畿・東海・中国・四国式の結納品(7点の場合)
関西式の9種類の結納品から
「するめ」と「こんぶ」を省略して、7種類の結納品を用いる場合もあります。
西日本では、比較的婚礼の儀式を重んじる風潮がありますので、種類を少なくしても見栄えはいいように豪華な水引き飾りのものを選ぶケースが多いようです。
結納品の並べ方は、松・竹・梅の水引き飾りを先頭に、他の結納品を後ろに並べるような形が一般的です。
肴料(松魚料/しょうぎょりょう)
梅の水引き飾りの下に置きます。
目安は結納金の1割程度。
「肴料」とはいわゆる「お食事代」のことで、昔は実際に魚を贈っていました。
関東式の結納品ではかつお節を代わりに贈り、九州では生鯛など実際の魚が贈られる場合もあります。
目安は結納金の1割程度。
「肴料」とはいわゆる「お食事代」のことで、昔は実際に魚を贈っていました。
関東式の結納品ではかつお節を代わりに贈り、九州では生鯛など実際の魚が贈られる場合もあります。
酒料(家内喜多留/やなぎだる)
竹の水引き飾りの下に置きます。
目安は結納金の1割程度。
本来は柳の樽に入れた祝い酒のことですが、今は「酒料」として現金を包むようになりました。 関東では「家内喜多留」として現金を包むことが多く、九州では日本酒の現物を贈る場合もあります。
目安は結納金の1割程度。
本来は柳の樽に入れた祝い酒のことですが、今は「酒料」として現金を包むようになりました。 関東では「家内喜多留」として現金を包むことが多く、九州では日本酒の現物を贈る場合もあります。
帯料・御帯料(おびりょう・おんおびりょう/結納金のこと)
結納金をつつんだもので、松の水引き飾りの下に置きます。
小袖料と呼ぶこともあります。
ちなみに、女性から男性に贈る結納返しは「袴料」と呼びます。
小袖料と呼ぶこともあります。
ちなみに、女性から男性に贈る結納返しは「袴料」と呼びます。
熨斗(のし)
関西では鶴の水引で飾ることが多いです。
もともとはあわびを薄く伸ばした物でした。(「のしあわび」が語源)
あわびは貴重な食材なので、昔は不老長寿を象徴していました。
もともとはあわびを薄く伸ばした物でした。(「のしあわび」が語源)
あわびは貴重な食材なので、昔は不老長寿を象徴していました。
高砂人形(たかさごにんぎょう)
おじいさん(尉/じょう)とおばあさん(姥/うば)と模した小さな人形です。
夫婦2人ともに白髪になるまで仲良く長生きできるように、との願いが込められています。
夫婦2人ともに白髪になるまで仲良く長生きできるように、との願いが込められています。
末廣(寿恵廣/すえひろ)
一対の純白の扇子のことで、関西では亀の水引で飾ることが多いです。
扇を広げた形は末広がりで反映を象徴していて、一家が末永く栄えるようにとの願いが込められています。
扇を広げた形は末広がりで反映を象徴していて、一家が末永く栄えるようにとの願いが込められています。
指輪などの記念品
婚約指輪などの記念品。
「指輪」のことを「結美和(ゆびわ)」というようにおめでたい漢字をあてることもあります。
「指輪」のことを「結美和(ゆびわ)」というようにおめでたい漢字をあてることもあります。
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