突発性難聴の認知度

私が突発性難聴になったのは、今から14年近く前のことでした。

当時、この病気はあまり知られておらず、もちろん私も全く知らず、まだ20代なのにとんでもない病気になってしまったと震えあがったものです。
3日以内に治療しないと片耳が聞こえなくなるなんて、今考えても恐ろしすぎます。

そして治療を開始して(一応は)治癒までこぎつけて、気持ちが幾分落ち着いたとき、この病気のことをもっと知ってほしいと強く思いました。
少しでも早い治療が明暗を分けるのだから、とりあえずこの病気を知ってもらうことが、後遺症に苦しむ人を減らす一番の方法だと思ったのです。

そこで立ち上げたのがこのサイトでした。

当時はスマホなんてものはなく、家庭用のブロードバンド回線(←こういう言い方ももうしないですよね)が普及し始めた時期でした。
ブログが流行り始めたのも、ちょうどこの時期じゃなかったかな?

個人が情報を発信する手段があまりなく、少々ハードルが高い時代でした。
私もHTMLとかCSSとか、かなり勉強しましたもの。

今はスマートフォンのおかげで、個人が簡単に情報を発信できる時代になりました。
もちろんSNSは良い面だけではなく悪い面もたくさんあるけど、少なくとも突発性難聴の認知度は飛躍的に上がったんじゃないかと思います。

このサイトも、10年位前だと「突発性難聴」でググると2番目くらいにヒットしてたのに、今は「どっかに行っちゃった?」ってな感じに埋もれてますw
これでよかった、と思う反面、ちょっと寂しいかも。

先日、突発性難聴関連の大量のリツイートを見ていたら、ふとそんなことを思ってしましいました。

このサイトも役割を終えかけてるし、思い切って私の趣味サイトにでもしようかな。
100均で買ったはいいが、ひたすら巨大化しているサボテン観察日記とかどうだろうか。